40歳以上の喫煙者は注意が必要な食道・肺がん

喉の上部と胃を連結する役割を果たしている食道に発生する食道がんは、世界的に有名な指揮者・小沢征爾が闘病されたことが記憶に新しいところです。

食道がんは早期では自覚症状が少なく、定期的な検査が重要となります。食事中に違和感を覚えたり、熱いものを飲んだときに染みるような痛みを感じる場合も既に病気が申告している場合もあります。このような時は気のせいだとは思わず、内視鏡検査を受けるようにしましょう。

がんが大きくなると、食べ物の嚥下が難しくなったり、むせるような咳が出たりします。声がかすれることもあります。咽頭がんができる人の5人に1人は食道にもがんができるといわれています。これはタバコやアルコールが喉を刺激するためです。

タバコの吸いすぎ、アルコールの過剰摂取、肥満、熱いものや辛いものの日常的な飲食などが食道がんの危険因子となります。食道が刺激を受けやすい逆流性食道炎と診察された人も注意が必要です。

早期の食道がんは、内視鏡でがんの部分を切除する内視鏡下粘膜切除術を行い、がんが進行している場合は、食道と周囲のリンパ節を全部摘出して、胃管を喉まで引っ張って繋ぎ合わせて食道の代わりとする手術が行われます。

がんは日本人の死因第一となっていますが、最も死亡者数が多いのが肺がんです。肺がんは本人が自覚して病院で検査を受けた際には、既に進行しているケースが多く、早期治療を行わないと予後がよくないため死亡率が高くなっているのです。

肺がんを発症すると、声が枯れたり、しつこい咳が出たり、血痰、胸の痛み、呼吸困難など症状が現れますが、かぜの症状と似ているので、医師の診察を受けずにそのまま放置されてしまうことがあります。

肺がんの最大の危険因子はもちろんタバコで、肺がん発症者のうち男性で7割、女性で2割が喫煙が原因でがんを発症するとされています。40歳以上の喫煙者は注意するようにしましょう。その他、受動喫煙、古い建築物で断熱材や絶縁材として使用されていたアスベスト(石綿)、大気汚染などもリスクファクターとされています。

Copyright© 2010 生活習慣病ガイド Allrights reserved.