動脈硬化の改善をしない限り再発の恐れがあります

真面目で几帳面、せっかち、気分にムラがある人にほど起きやすいと言われている心筋梗塞。動脈硬化から来る病気ですので、高血圧、高コレステロールなどを改善するための食事・運動が欠かせませんが、行動や感情面にも気を配る必要があります。

心筋梗塞は、前触れもなしに突然起こる場合と、狭心症が進行して起きる場合の二つのタイプがあります。いきなり起こるときは、冷や汗や脂汗が出たり、激しい胸の痛みやむかつきが現われます。症状があったらすぐに救急車で専門医のいる病院に向かいましょう。

狭心症は心臓を覆う冠動脈に動脈硬化ができて内部が狭くなり、血流量が少なくなって起こります。胸の痛みや圧迫感、背中の痛み、呼吸困難や意識障害が起こるといった症状は、その時点では15分くらいでおさまります。しかし、心筋梗塞を起こした人の65%は狭心症の症状を自覚したというデータがあるだけに注意が必要です。また。家族歴も予測に役立ちます。

心筋梗塞の手術治療には、先端に風船が付いたカテーテルを冠動脈に挿入し、風船を膨らませることで血管を広げたり、冠動脈に血管を広げるステントという器具を挿入するカテーテル治療が有名です。

また、自分の体の中にある血管をバイパスとして冠動脈に移植して滞っている血流を回復させる冠動脈バイパス手術が行われることもあります。バイパス手術やカテーテル治療をするにしても、一次的に心筋への血流が確保されたにすぎません。根本的な動脈硬化の改善をしない限り、再発の恐れはぬぐえないのです。

心筋梗塞で循環器センターなどに救急搬送されるとCCU(Coronary Care Unit:冠状動脈疾患集中治療室)で治療を受けます。これは従来のICU(集中治療室)よりも心疾患に重点を置いた治療室で、心筋梗塞に代表される冠状動脈疾患の急性危機状態の患者を収容し、監視モニターの下で管理を行うものです。

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